わたしはきみの書く小説が読みたい――
廃部寸前の文芸部で、僕は自分だけの物語を、探しはじめる。
中田永一さんとの合作小説『僕は小説が書けない』が、文庫になりました。
読んでも、合作小説とは思えないかもしれません。
協力・分担したというより、フュージョン(融合)した感じかも!
小説について、恋について、家族について、青春について、創作の魂について――
いろんなものが、ぎゅう、と詰め込まれた小説です。
個人的には武井大河センパイに、一生付いていってもいいです。
風を感じろ。耳をすますんだ。そうすれば風域が見えるだろう――。
小説の目次は、
1、降ってきた僕
2、小説の書き方
3、書けない理由
4、その夏の永遠
5、答は風のなか
となっています。
未読の方は、これから始まる夏の読書にぜひ!
どうぞよろしくお願いします。