2006年07月24日

花火師

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来週くらいになれば、
全国各地で花火大会が始まる。
(梅雨があけるか心配ですが…)




小中学生のころの友人で、花火師の息子がいた。
彼の家に遊びに行くと、何尺玉なのかわからないけど、
とにかく丸いタマが、押し入れにいくつも転がっていた。

面白半分に触ろうとすると、触っちゃだめだ! と注意された。
それは法律が云々…、というようなことも言っていた。
何のことだか、詳しいことは分からない。

彼の家が火事になったら綺麗だろうなあ、とか、
そういう不謹慎な話は、当時からしていた。



と、そんな話を、この前、元不良の香り漂う女性の編集者とした。
そしたら、こんなことを言われた。

「中村さん、そのタマを盗もうとは思わなかったんですか?」


うーん…。

そんな発想は全くなかったけど、確かにそれは魅惑的なアイデアだ。
一人じゃ無理だけど、極悪ガキ大将、コマ・グン(仮名)さんと一緒になら、
できたかもしれない。小説のネタになったかもしれない。


タマを盗み出して、満面の笑みでチャリを走らせる二人組。
向かう先は、おそらく川原だろう。

光るものとかスピードとかに異常な好奇心を発揮するコマ・グン(仮名)さんは、
僕の静止も聞かず、すぐに火を点ける気がする。

現在、某社の製造部長コマ・グン(仮名)さんは、
その場で木っ端みじんになるだろう。僕も一緒に。


だから小説にはならないと思う。
  
Posted by nakamurakou at 13:23

2006年07月02日

S.R.T(スペシャル・ローリング・サンダー)

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昨年はカラオケをしたことがあったか?
…いや、無い。

一昨年はどうか?
…いや、無い。


その前や前の前の年も多分、歌ってないと思うのだが、物事は連続するらしい。
15の夜から数日後、茅ヶ崎の某所で、僕はマイクを握っていた。
歌ったのは冬の稲妻(アリス)だ。

You're rolling thunder ♪ (あー)

などとやっていたのだが、みんな聞いてくれ。
歌う僕の隣には、ゴスペラーズの酒井さんが!
おお! 何だか溶けるほど綺麗に、ハモってくれている。



…ゴスペラーズというのはあの、紅白とかに出ているやつだ。
カムカムナウとか狛犬とかそういうものとは全然違う。


…ああ、そういえば思いだした。
十年以上前、ツモダ(群馬県出身、仮名)という男とコンビで、
この歌を歌ったことがあった。

You're rolling thunder ♪ (あー)

の(あー)のところに力を込めたりして、周りに割と好評だった気がするが、
すまない、ツモダ(群馬県出身、仮名)よ。
お前より酒井さんのほうが上手いよ。(当たり前だ)


カラオケなんて殆どやる機会がないんだけど、どっちにしても、
この曲を歌うのは『これを最後』にしようと思った。
そういう記念にしよう。
  
Posted by nakamurakou at 10:49

2006年06月28日

15の夜

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とある文学賞の受賞パーティー。
二次会にお呼ばれした。

小さなホテルのフロアを借り切っての、
大カラオケパーティーだった。


ちょっとした祝福の気持ちが、いくつもいくつも集まった、
何だか、とってもいいパーティーだったと思う。


あ、あの人がニルヴァーナを歌ってる。
お、この人はお嫁サンバを歌ってる。
や、その人はブルーハーツだ。

などと見ていたのだが、
最後の方には僕もマイクを握り、“15の夜”を熱唱していた。

パーティーの終盤だったせいか、やたらと盛り上がり、
作家の人や、記者や編集のおっさんや、青年や、女子が、
一緒に合唱してくれている。いい感じだ。


“とにかくもう、学校や家には帰りたくない”

と歌うこの曲は、尾崎豊のデビュー曲だ。
僕が14のときに発売された。


カラオケなんて殆どやる機会がないんだけど、どっちにしても、
この曲を歌うのは、『これを最後』にしようと思った。
そういう記念にしよう。
  
Posted by nakamurakou at 10:54Comments(0)

2006年04月28日

新幹線人気投票結果。

くだらない質問に答えてくれたみなさん、どうもありがとう。
まさかこんなにお便りいただけるとは、思ってませんでした。
一部抜粋で紹介します。


500系

・私は彼氏にするなら500系がいいです。シャープでクールな印象を受けます。
おまけにちょっと危うい男の色気を感じます。全てではないと思いますが
危険な感じの男性には女性を惹きつける所があるような気がします。(さちさん)

・好きなタイプはクールな500系です。クールそうな人が時々ぼそっと面白い事を言ったり、笑ったら可愛かったり、意外に話しやすかったりするときゅん、となります。(黒木さん)


300系

・私は300系が 好みのタイプです。
なんかちょっとインテリチックな眼鏡が似合いそうだから。(ももくじさん)

・嫌味がなくさわやか☆スポーツマン、好青年という印象。赤い目にいつかは抱かれてもいいかもと夢みてしまう♪ (みやっちさん)

・断然300系です。300系なら男同士でもいいかな、と思います。(マサルさん)


700系

・私が恋人にしたい新幹線は、700系のレールスターです。
彼は個室も持っていたし、落ち着いた雰囲気で大人っぽいと思います。
埼玉に住んでいると、なかなか逢えないので、想いは募るばかりです。(佐野さん)

・好きなタイプは500系ですが、実際付き合うのは700系だったりします(黒木さん)

・何しろカオがイケてないのでダメ。ギャグすぎるのでお茶くらいで済ませて帰りたい(みやっちさん)


0系

・個人的には0系です(笑)古風なスタンダードが好きですたい。(ペネさん)

・私はやっぱり初代のが好きです。まじめでやさしそう。(イクノさん)


ドクターイエロー

・500系だなあ、そう思いながら画像をみていたのですが、
さいごのドクターイエローをみて、急にこころ変わりしました。
(あ、でも医者という職業だけに惹かれたわけではありませんよ!)
ドクターイエローっていう通り名もかっこいい。ビビッドな黄色がキュート。
そして何よりそのレア感がたまらないですね。
なかなか会えない、でも会いたい、そんな彼にもう夢中です。(山口さん)

結婚するならお医者さんがいいです。(さちさん)


FASTECH360(二枚目の写真に注目!)

抱かれたい新幹線は今のところないのですが、
ペットにしたいなら断然FASTECH360です。ネコミミです。(ウズさん)




みなさんどうもありがとう。
FASTECH360の耳は、地震発生時など緊急停止が要求される場面に
備えたエアブレーキらしいです。
でも本当にそれだけかなあ。
  
Posted by nakamurakou at 13:06

2006年04月26日

彼氏にするなら何系?


東京駅で新幹線に乗った。

新幹線の絵を描けと言われたら、この新幹線の絵になってしまうと思うのだが、
こういうのはもうない。0系新幹線というらしい。


ホームでまず目につくのは、700系だ。
カモノハシのような、ふにゃん、という吹き出しの似合う変な顔のやつ。

それから300系
この写真だと、お子様向けなデザイン(何とか戦隊っぽい)に感じられるが、
ホームで見ると、目なんか赤く輝かせちゃったりして、一番異性を意識した顔だ。

それから500系
何というか、うろちょろしていると、捕食されてしまいそうだ。



友だちにするなら、やはり700系だろうか。
しかし案外こういうやつは、つまらないギャグを飛ばしてばかりで、疲れそうだ。
その点、500系あたりはクールな冗談で楽しませてくれるかもしれない。

女性の視点から見るとどうだろう…。抱かれるなら何系?
って聞いてみたいのですが、誰か返事をくれるだろうか。


最後に新幹線のお医者さんを紹介する。
こいつが、新幹線のお医者さんだ。
  
Posted by nakamurakou at 11:47

2006年03月25日

真夜中のハイスクール

sakura 先日の“屋根を往く高校生”の話で思いだした、
高校を卒業して、半年くらい経った頃、夏の話だ。

どういう経緯だったのか忘れたけど、僕らは集まっていて、どういう経緯か忘れたけど、ある歌の話になった。

『真夜中のハイスクールに、金網を越えて忍び込んで、彼女と一緒にプールで泳いだ。水着も着けずに泳いだのだけど、彼女は息を呑むほどセクシーだった。』

という内容の歌。何故だかその時、それを実践しようという話になった。


で、夜中に母高の金網を越えて、プールに忍び込んだのは、
僕、コマ・グン(仮名)、ハマア(仮名)、なる王(仮名)、おかじん(仮名)。
(五人はカムカムナウのメンバーでもある)


その歌は、完全無欠のラブ・バラードだった。
だから僕ら五人が金網を越えても、再現なんて出来ないのだが、まあいい。
音も光も人も何もない高校に忍び込んで、
プールサイドに立つまでは、結構どきどきした。


月明かりに照らされて、プールの水がきらきらと光る。
なる王(仮名)が、ふざけたことを言うのだが、誰も笑わない。
ただ、その声だけが奇妙に響く。


僕らはそのとき、本当に泳ぐ気なんてなかった。
ここに来よう、というだけで、具体的に何の計画があるわけでもなかったのだ。


僕らは半年前まで、この場所に毎日来ていた。
毎日この場所に来て、五人でつるんだり、つるまなかったり、
楽しかったり、楽しくなかったり、でもだいたい毎日、この校舎に通った。

だけど今ではもう、来ることもない。この先、来ることもないだろう。
たった半年経っただけなのに、この場所は、僕らから遠く離れていた。



と、

光速で服を脱ぎ捨てた、元水泳部のハマア(仮名)が、
トビウオのような見事さで、プールに飛び込んだ。

バシャン、と深夜に響く音。

盛大な水しぶきの先に、うっすらと見えるハマア(仮名)の尻。


わははははははは、と笑いながら、僕とコマ・グン(仮名)も素っ裸になった。
飛び込み台に並んで立ち、おりゃ、っとダイブした。
なる王(仮名)も、うひょー、とか言いながら続く。

わははは、わははは、と笑いながら、僕らは泳いだ。
一人乗り遅れた、おかじん(仮名)が、プールサイドで佇んでいる。
おかじん、おかじん、と僕らは指を差して笑った。

やがて、おかじん(仮名)は、もじもじと服を脱ぎ始める。
青い尻が月明かりに映えて、僕らはまた爆笑した。

ちゃぽん、と音をたてて、おかじん(仮名)は入水した。
おかじんがきたー、と、なる王(仮名)が叫び、この日一番の爆笑が起こった。


水の中で笑いを堪えながら、僕らは泳ぎ続けた。
ぐるぐるぐるぐる、と僕らは円になって泳ぎ続けた。
  
Posted by nakamurakou at 14:32

2006年02月07日

うどん粉でフライ!

埼玉県の行田に出張した帰り道、
製造のボス、大野さんが、「フライ食ってくか?」と言った。


…フライ?


フライと言われたら、海老フライとかカキフライとかが浮かぶのだが、
そういうものとは違うのだと、昔何匹もイノシシを倒した(本当)大野さんは言う。

フライはうどん粉で作られるものだ、と。
フライはフライであって、○○フライの○○はつかないのだ、と。
しいて言えば、ゼリーフライだ、と。


…ゼリーフライ?


着いた店の看板には、確かに大きく『フライ』と書かれている。
だから何の? 何のフライ?
店内は地元の人で結構繁盛していた。

フライマップ


北関東は奥が深い。
  
Posted by nakamurakou at 11:44TrackBack(0)

2006年02月03日

うどん連鎖

うどんの製造は、原初の芸術にも近いわけだが、
『うどん粉を水で溶いて焼く』となると、
昭和、露店、ソウルフード、といった言葉が浮かぶ。


F写真光機(株)で働いていたころ、
仕事で北関東の外注工場によく出かけた時期があった。
プロファイルの1999年3月欄にある、山田さん(仮名)と大野さん(仮名)と一緒に。


山田さんは優秀なうえに、実にいい人で、僕にとっては恩人のような人だ。
この人がいなければ、六年も会社勤めは出来なかったと思う。

ただ、いい人すぎていろいろトラブルもしょいこんでしまう。
もしかしたら、山田さんがしょいこんだトラブルの一つが、
僕そのものなのかもしれなかった。

僕らはIEグループという、不可思議なグループを結成し(結成させられ)、
グループといってもメンバーは二人だから、コンビのような感じで、
つまり俺たちは昔から二人で一つだったというような顔をしながら、
日々の業務を遂行していた。


大野さんは製造部門のリーダーだった。
F写真光機(株)で一番背が高く、腕にはボルトが入っており、
イノシシを何頭も倒したことがあった。(嘘じゃない。本当)。

非常に親分肌な人で、実際に親分(兄貴)として現場に君臨していた。
六年間で部課長連中におごってもらった覚えは一切ないのだが、
大野さんには何度もおごってもらった。



そんな三人は、会社の車に乗って、国道17号を北上した。
大野さんは車に乗ったなら、いついかなる場合でも、アクセルをベタ踏みする。
かなり恐ろしいのだが、通常なら2時間かかる場所にも1時間弱で到達できる。

そのときは埼玉県の行田に行ったときだった。
帰り道に大野さんが、「フライ食ってくか?」と言った。


続く。
  
Posted by nakamurakou at 19:11TrackBack(0)

2005年11月17日

大坂城

79e7a736.bmp京都、大阪、神戸に行ってきた。
書店に寄った際、サイン本を作ったり、
popを書かせてもらったりした。

せっかくなので、大阪っぽいイラストをと思い、
『大阪城』のイラストをpopに添えた。

今、思いだして再現してみたのが、この画像だ。
上手な絵では全然ないが、城だということは分かっていただけると思う。


小学生の頃、なぜか城の絵を描くムーブメントが身の回りにあった。
何十年ぶりかに描いた城の絵は、その頃とまあ、だいたい同じようなものだった。

体力はすぐに落ちてしまうが…、一度覚えた技術は絶対に忘れない。
絶対に忘れない。
  
Posted by nakamurakou at 23:09TrackBack(0)

2005年11月08日

芝屋2

学園祭の最後に『芝屋』というものが行われるのは、
十年経っても変わっていなかった。

午後五時ごろ、コの字型の校舎の隙間いっぱいに組まれたやぐらに、
『芝屋オールスターズ』が上がり、演奏を開始する。

曲目も十年前と変わっていなかった。
タイトルは分からないけど、とにかく『しーばや、しばや、しばやしばーや』と、
コール&レスポンスを繰り返す。

何で『しばや』なのかは分からない。
とにかく参加者は『しーばや、しばや、しーばーやー』と拳振り上げ、
ジャンプし、もみ合い、肩を組み、足を上げ、シャウトする。

場所も狭いし、人数も少ないのだが(だから、だろうか)、
一時間くらいの芝屋タイムは、ちょっと異常な盛り上がりになる。
村祭りを想像していただきたい。

なんだかふらふらと僕も参加してしまったのだが、
もみ合う芝浦君の只中で、かけていたメガネが落ちないよう、
顔面を死守するのに必死だった。
(外れたメガネが踏まれて粉々になる光景は、悲惨な光景コンテストのかなり上位に入ると思う。)



やがて日は落ち、暗闇が田町を包んでも、芝屋コールは続いた。

芝浦工大田町校舎は今年をもって取り壊しとなる。
大学は豊洲に移転するのだ。

長い年月、潮風に耐え、巨大な工作機器の重量にも耐え、
狭い教室に押し込められた生徒たちの重量にも耐えてきた田町校舎に、
最後の芝屋コールが染み渡る。
  
Posted by nakamurakou at 13:20TrackBack(0)

2005年08月29日

スモークハム

6de17b77.JPGハムを買いにいったら、目玉商品として、
『スモークハム』というものがあった。
スモークハム…。

そのような表記が正しいのか正しくないのか
よく分からないが、スモークするからハムであり、
しないなら単なる肉なんじゃないだろうか。


とにかくそれは、『白うどん』とか『米チャーハン』とか『牛の牛乳』に近いと思った。ちょっと気になったので、「スモークハムって何ですか?」と、店員さんに質問してみた。


本当に軽い気持ちで訊いてみただけなのだが、
店員は目をまん丸にして、あたふたとなり、
店長を呼んできたりして、軽く混乱しているようであった。
(何か隠しているのだろうか?)

店員は「で、でも美味しいですよ」を連発する。
店長は「とっても好評ですよ」と満面の笑顔で言う。


結局何も分からなかったのだが、その『スモークハム』を購入し、
家に帰って食べてみた。


ハムだった。
  
Posted by nakamurakou at 11:34TrackBack(0)

2005年08月26日

リベンジ

f1225bb2.JPG『大将』と『スパイ』を中心に攻め上がる航軍。
『地雷』と『高射砲』を中心に守る有軍。

勝敗の分かれ目は、航軍の『ヒコーキ』が有軍の『軍医』に勝ったときだった。
勝利を確信し、敵本営を『元帥』で攻略すると、有軍の白旗が上がった。


一年越しのリベンジ達成!
通算成績は一勝一敗となり、
本当の勝負は来年に持ち越しとなった。
(もういい、という気も若干する)


ちなみにその後日、有軍vs丈軍の勝負が行われ、
僕は密かに丈軍を応援しながら、審判(国連審判員と言うらしい)をやった。

軍人将棋そのものを知らなかった丈軍は、
比較的健闘したものの最後には敗れ、ダストトレイルとなった。

こちらも本当の勝負は来年ということだ。
(もういい、という気も若干する)
  
Posted by nakamurakou at 17:09TrackBack(0)

2005年08月16日

蝉は一週間の王となる。

もっと「言っている」かんじに鳴くのが、つくつくぼうし。
彼らの魂の叫びに耳をかたむけ、正確に筆記するとこうなる。

オーシ、ツクツクオーシ、ツクツクオーシ、ツクツクオーシ、ツクツクオーシ、
ツクツクウィー、ツクツクウィーオー、ツクツクウィーオー、ツクツクウィーオー、ウィィィィー。

これでワンセット。
これを彼らは、夏の間中、ループ、シャウトする。

新しい夏の王よ、飛び立て!
多分、そんな意味のことを吠えているのではないだろうか。



-info-
小説すばる9月号、発売開始。中村航コラムかなの第三回、
今月はブガルさん作、『島、けだるく子猫来るだけマシ』
  
Posted by nakamurakou at 14:49TrackBack(0)

2005年08月13日

みんみん蝉

台風のような雨が去ると、セミがやかましく鳴いている。

全体的に騒音のようなセミの鳴き声だが、
特にミンミンゼミの鳴き声は、よくきこえる。

ミンミンゼミの鳴き声は『言葉』になっているからだろう。
あと、音程の取り方も、こちらの気を引くものに工夫されている。

『言葉』と音程を、書くとするとこんな感じだ。

みーん、みんみんみんみん、(♭)みーん。
みーん、みんみんみんみん、(♭)みーん。
みーん、みんみんみんみん、(♭)みーん。


暑い。
  
Posted by nakamurakou at 13:48TrackBack(0)

2005年08月08日

溶けてしまえ

暑さを避ける目的もあって、ある飲食店に入った。

 しばらくすると隣の席に、若い男女が座った。
女は自分のことを“姫”と呼んでいる。
 男は囁くような声であまーくしゃべった。

 「姫はねぇー、ディズニーランドに行きたいんだよっ」
 「ああー、いいねー、ディズニーランド、それはすごくいいよー」
 「姫とディズニーランドに行くとねぇ、大変なんだよ、開園ダッシュだよぉ」
 「ははははー、そうなんだー。それはすごいねえー」

あるいは寒い季節なら彼らのことも気にならなかったかもしれない。
 だが今は夏だ。日記に三回連続で書くほど暑い。暑いのだ。

 「姫にはねぇ、一万人くらいファンが居るんだよ」
 「へー、そんなに居るんだー」

俺は違う! と吠えたかった。
 星が墜ち山が砕けようとも、俺はあんたのファンじゃない!
 ここに居るみんなも、あんたのファンじゃない!

「マルヤマ君もねー、そのうちの一人なんだよー」
 「へー、そうだったんだー」
 「そうだようー」

 姫とマルヤマ君の甘いトークは延々と続いた。

姫も姫だがマルヤマ君もマルヤマ君だった。
 マルヤマ君の美徳が例えば
「フェミニスト、優しい、大人だ、包容力がある、色男」
など複数あるとして、その全ての単語の前に『エセ』をつけたかった。


 ディズニーランドにはお城があり、姫がいる。
 町中にもそれを許す器ある限り、姫が存在する。   
Posted by nakamurakou at 18:08TrackBack(0)

2005年07月04日

クイズ!

おじいさんが山で拾ってきた栗を割ると、
 中には小さな小さな男の子がいたのでした。

 彼の名前はクリボーズ。
 ちっちゃなちっちゃな声で一晩中、 クリボーズは何かを叫んでいるのでした。

 さあ、おじいさんと一緒に耳をすましてみましょう。
 クリボーズは一体なんと言っているのでしょうか?


答えは、    続きを読む
Posted by nakamurakou at 17:33TrackBack(0)

2005年06月30日

一個流し

来週木曜(7月7日)、『I LOVE YOU』という本が出る。
 男性作家六人による恋愛アンソロジー。
 昨日、六人揃って合同で雑誌取材を受けた。

取材が終わってから、二百冊サイン本を作り、
色紙も百枚、ポスターにもサインをすることになった。

 テーブルに並んだ、伊坂幸太郎、石田衣良、市川拓司、中田永一、中村航、本多孝好。(この文すべて敬称略)
六人の間を本がバケツリレーのように手渡され、サインされていく。

 『ぐるぐるまわるすべり台』を読まれた方は、
 「月に吠える」に出てくる工場を思いだしてほしい。
『哲郎』→『メガネ君』→『ノッポさん』→『じっちゃん』 の順に製品が流れ、完成していく。こういうのを一個流し生産と言うが、 今回のサイン本作成もそんな感じだった。

「月に吠える」生産ラインでは、哲郎の手だけが異常に速かったわけだが、
 「I LOVE YOU」サイン本生産では、中村航の手だけが遅かった。

 歩留まりが発生し、僕の右にだけサイン本が積まれていく。
 「お、中村さんの横に山ができてきましたねえー」と、
さらさらサインを書きながら、爽やかに発言する石田衣良。 ピ、ピンチだ。

 タクトタイムを死守しなければ、 僕の後ろでサインする本多さんに迷惑がかかってしまう。
皆さん、雑談などしながらサインする中、 無言で生産に没頭した。

 70冊を超えたあたりで、少しずつ盛り返す中村航。
何だかサインが変形してきた気がするが、気にしない。 これは進化と呼びたい!

サインを一枚書くのには、それに適したリードタイムというものがあり、
 逆に言うと、適したリードタイムで書かれるものがサインなのだ。


 生産は完了し、我々はビールで乾杯をした。   
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2005年05月26日

少年少女異文化コミュニケーション

丈さんと飲みに行った。

新宿の思い出横町。狭い小屋。外は雨。
 僕が「レミオロメン」を「レミオロミン」と言い間違え、 丈さんがそっと訂正する。
 そんな感じで、細々と飲んでいた。

 しばらくすると、女の子二人組がやってきた。
 普通の二人組なのだが、何故だか注文がうまくいかないようだ。

 どうやら二人は旅行客らしい。日本語は殆どしゃべれない。
 2人で2700円の焼き鳥セット(飲み物2杯付き)を頼んだのだが、
 飲み物2杯付き、の概念がイマイチ分からないらしい。

お店のおばちゃんが
「ビール、ノー、ワン、ツー、コーラ、ツー、ドリンク」
 などと説明する声が、だんだん大きくなってきた。
 僕は丈さんに、「訳してあげなさい」と指令を出した。

上尾イングリッシュを駆使して、「飲み物2杯付き」を説明する優しい丈さん。
説明は二名の旅行者に、深い理解と安心をもたらし、
 「取りあえず、ビール二つ」という極めてシンプルな注文が終わった。

それから僕らは、いろいろな話をした。
 上尾イングリッシュと芝浦イングリッシュが、そこそこに通用した。
 こんな感じだった。

 「私たちは香港から来ました」
 「ようこそ日本へ。どうぞよい旅を楽しんでください」
 「私たちは六本木に行きたい。踊るのです」
 「それなら都営オーエドラインが便利ですよ。サブウェイです」
 「そのサブウェイは『いつ』ですか?」
 「『いつ』じゃなくて『どこ』です。すぐそこです」
 「そうですか。私は木村拓哉が好きです」
 「それについては特に感想はありません。俺はブルース・リーを愛しています」
 「ブルースリー、ブルースリー、ブルースリー!」(何故だかウケる)

 彼女たちは、以前書いたように、 やはり英語名というものを持っていた。
 一人の名は、フローラさんということだった。
 やっぱり中学の英語の先生に付けてもらったりしたのだろうか?

彼女たちが「このお店はとても高いですね」というので、
 「そんなことはない」と説明する。
それでも高いと言うので、 焼きビーフンを奢ってあげた。

帰り際、彼女たちは3200円のお勘定に対し、14000円出していた。
 もしかしたら、何か根本的な勘違いをしているのかもしれない。
 六本木なんか行って大丈夫だろうか…。

「SAYONARA!」
 「さようなら、よい旅を」

 僕らは握手して別れた。   
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2005年04月21日

校歌

先日、あるアーチストのアコースティックライブに行ったのだが、
 そこで『上尾南中学校校歌』というものが披露された。

みーなみー、みーなみー♪ あーげおーみなみー♪(うろ覚え)

 という感じの歌なのだが、とても美しい曲だった。本当に美しい。
 作詞は谷川俊太郎さんで、作曲者は失念してしまったが、 現代音楽の大家であるとのことだった。


そう言えば僕もバンドをやっていた頃、大学の校歌をカバーした。
 カバーというのは通常、原曲を元にするわけだが、
 実は僕らは原曲を聞いたことがなかった。

ただ大学のパンフに歌詞が書いてあったので、
 それに適当にメロディーを付けてしまったのだ。

 『我らが工学、英気ぃー集む、しばうらしばうら、我らが母校ぉー♪』
 という感じの歌を、サイ高田というがなり声ボーカリストに歌わせた。

 断言するが、全然、美しくない。
大学の新入生歓迎コンサートなどでも演ったのだが、
 もしかしたら、これを本当の校歌だと思った人もいたかもしれない。
 いたなら、今、大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 芝浦工大の本当の校歌は、山田耕作先生の作曲によるものらしい。
 作詞は北原白秋先生。きっと本当はとても良い曲なのだろうと思う。


だけど結局、僕らは正しい校歌を一度も聴くことなく、卒業してしまった。
 僕の中での校歌は、今でもあのサイ高田が歌っているやつのほうだ。   
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2005年04月20日

ベンチでアイス

某メーカーで働いていた頃のことだ。

 季節は冬。吐く息も白い日のことだった。
 昼休みに食堂から出てくると、 ベンチに座ったおっさんが目に入った。

おっさんは『ガリガリ君』の類のアイスを食べている。
 このくそ寒い時期に、ベンチでアイス。
 その光景は、それだけで異常に思えた。僕は遠くから彼を眺め続けた。

おっさんはアイスを一口食べた後、 ぼわーっと白い息を吐き出す。
そりゃ寒いからなー、などと思うも、何かがおかしい。

 それは白い息などという、生易しいものではないのだ。
 吐き出されるのは、白い息というより白煙というほうが相応しい。
 おっさんは凄まじい勢いで白煙を噴きながら、アイスを食べている。

少し遅れて、な、なにぃー!? と衝撃を受け、僕はおっさんを凝視した。
 彼はまたアイスを一口食べ、天に向かって、ぼわぼわーっと白煙を噴く。
その異常な光景を、僕はしばらく見つめ続けた。


 だがよく見ると、おっさんはアイスを食べながら煙草を吸っているのであった。

 そういう紛らわしいことは、止めてもらいたい!
 ある寒い冬の日の、間違い探しだった。   
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2005年04月01日

ねじまぐろ

『リモコン』を『リコモン』と言い間違えたのを聞いて、
 でもリコモンって可愛いな、と思ったことがある。

 同じ人が、『下仁田ねぎ』を『下ネタねぎ』と言い間違え、
 とても恥ずかしそうにしていたこともあった。

みなさんも何か言い間違いをしたり、聞いたりしたことがあるでしょうか?
 あったら教えてください。

それにしても昨日、角田光代さんから聞いた話は驚きでした。
 どこかの飲み屋か何かで、その人は囁いたらしい。

 「おい、今、後ろに『ねじまぐろ』のメンバーが居るぞ」
 「…ねじまぐろ?」

振り返ってみると、そこには『ねじまぐろ』のメンバーはおらず、
 『ケツメイシ』のメンバーが居たらしい。

 『ケツメイシ』と『ねじまぐろ』。普通、言い間違えようがないと思うし、
 そもそも『ねじまぐろ』ってのが何なのか、全く不明だ。

 ここで、バンド名を何にしようか悩む全国の若者に提案!
是非、『ねじまぐろ』と名乗ってみて欲しい。
 『ケツメイシ』と間違えられてCDが売れるかもしれないぞ!   
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2005年01月18日

パッパラパラパラ♪パッパ♪

昨日、お笑いライブを観たことがないと書いたが、 よく考えたら、観たことがある。
あれは何年前のことだろうか。 『笑点』の『大喜利』を観た。


 何の用事だったか忘れたが、そのとき僕は、
 後楽園ホールの近辺を歩いていた。

 『笑点』ご観覧ご希望の方は、こちらからお入り下さーい、
 と声が聞こえ、ふらふらとホールに入っていった。無料だった。

 ホールの椅子に座り、しばらく待つと、あの音楽が流れる。
 会場の中に拍手が満ち満ちる。円楽師匠は本当に顔がデカい。

 師匠の一言一言に沸く場内。熱い後楽園ホール。
 となりのおじさんも、腹をかかえて笑っている。 三遊亭円楽にカリスマを感じる。


 そして大喜利が始まった。

 赤、青、黄、橙、桃、と秘密戦隊のように落語家が現れ、お題をこなす。
 配られる座布団。沸く場内。奪われる座布団。もっと沸く場内。

 ああ、山田君って本当に居るんだ、と思った。
 ああ、山田君って、本当に居るんだなあ、と思った。

あの日は、それを誰かに伝えたくなった日でした。


というわけで、本日の回文は私作。(大いばり)
『パッパラパラパラ♪パッパ♪』 (ぱっぱらぱらぱらぱっぱ)
 あのメロディーでお願いします。   
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2004年10月25日

マッチョな税理士

昨日、マッチョな税理士さんにお会いした。
 ベンチプレスなら205kgを上げるそうだ。凄すぎる。

 もともと55kgだった体重が、現在は98kgだという。
 つまり98-55=43kgは後付けの筋肉、ということになる。

もともとの55kgの部分だけで税理士業務はこなせるはずだ。
 じゃあ残りの43kg分を本体から分離したら、どうなるだろう、
 などとくだらない妄想をした。

43kgのほうを、仮にマッチョ君と名付ける。
 マッチョ君は板バネのようにジャンプ力がありそうだ。

 マッチョ君、55kgの税理士を持ち上げて、キープオンスマイル。
 意外に親切なマッチョ君。

マッチョ君、マッチョ君、マッチョ君。   
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2004年08月18日

誰も笑わない

とんねるず、アントニオ猪木、笑福亭笑瓶、ラモス瑠偉。

 というメンバーが揃って夢に出てきた。
彼らの前で、僕は落語をやらされた。 最悪。   
Posted by nakamurakou at 14:09TrackBack(0)

2004年08月13日

国破れて山河あり

開戦。

序盤、相手の攻撃についていけず、いくつかコマを取られる。
 敗走する我が軍。鶴翼の陣形で相手軍は押し寄せてくる。

このままではヤバい。
 我が軍は切り札を投入して、反撃に転ずる。
 奇襲は成功し、相手をなぎ倒していく。

絶好調!
 軍人将棋なので、何のコマを取っているか分からないのだが、
 とにかく数では圧倒的有利に立った。

あとは相手本部のコマを予想し、攻略するのみ! だったのだが
、その予想が外れてしまった。 (工兵で行けばよかった、と後から知る。)

 敗走する我が軍。
 矢つき、刀折れ、それでも闘い続けなければならない。
War must go on.

大逆転の望みを託し、ヒットマンを相手本部に飛ばす。
 しかしヒットマンがそこに届く前に、こちらの本部が陥落した。

無惨なバトルフィールドだけが残った。
 心から戦争の虚しさを知る。   
Posted by nakamurakou at 14:09TrackBack(0)

2004年08月12日

軍人将棋

友人の家に軍人将棋があった。
オセロを改造して作った自作軍人将棋。

 改造ルールが、和紙の巻物に墨で記されている。
 『一つ、軍医こそ全ての攻撃の身代わりとなるものである、云々』

 これはただごとではない。
二歩兵、軍医、高射砲。 改造ルールは複雑だが、なるほど論理的に出来ている。
 かなりのケーススタディを繰り返し、練り上げられたルールといえる。

 ルールと戦略を熱く語る友人。なんなんだ君は。

子供のころやった軍人将棋は、 全てに負けるが『大将』にだけ勝つことのできる『スパイ』が、 結局のところ勝敗を左右していた気がする。
 簡単に言うと、それ一点だった。

しかしこの改造ルールは違う。
 全てのコマに一発逆転の可能性が秘められている。
 僕は巻物をひろげ、ルールと戦略を理解した。

 軍人将棋に必要な審判(巻物には国連審判員と書いてある)は、
 友人の父が引き受けてくれることになった。

 お、お父さん…。 (あなたの息子は確かにあなたの息子なのですね…)

何度も言うが、これはただごとでは、ない。
 僕は知性とカンを、六対四くらいで働かせ、 我が軍のコマを配置していった。

 続く。   
Posted by nakamurakou at 13:58TrackBack(0)

2004年07月27日

第一世代よ、さらば

アルテミア・サリーナ、全滅。
 これは寿命が尽きたものと理解したい。

そして卵だけが残った。   
Posted by nakamurakou at 14:33TrackBack(0)

2004年07月21日

編集者のTさんと、池の近くに居た。

 「昔はよく歩きましたよ」 と彼は言い、池の上を歩きだした。
 ええー!? と思ったが、彼は確かに水の上に立っている。
 だんだん可笑しくなってきて、何枚も写真を撮った。

「中村さんにも出来ますよ」と言うので、練習を開始。
 足の裏全体の神経に集中して、慎重に水を捉える。
 すると確かに、ほんの少しだけ反力が得られるような気がする。

騒ぎながら、試行錯誤していると、 それをみていた小学生三人組が、
俺も出来るよ、という感じで、 水の上をダッシュした。

一人は無事、向こう岸へ。残り二人は池の中央で沈没。
 びしょびしょに濡れながら、岸に上がった。

小学生の一人とTさんは、 「ふくらはぎでしょ?」 「まあね」 など
と、自慢げにコツを語り合っていた。

 くやしい。   
Posted by nakamurakou at 14:28TrackBack(0)

2004年07月16日

皇居半周

夜の九時から飲み会に合流することになった。
 今週は飲み会が多い。 帝国ホテル近辺だと勘違いして、自転車で出発。
 途中で電話して実は九段会館だったと知る。

 しょうがない。いざ、九段へ!
 日比谷公園を右折、皇居を左手に内堀通りを北上。
 (ところで、この道を環状1号線と呼ぶのは正しいのだろうか?)

 軽い充実感を胸に、九段会館に着いた。
 しかし二次会のためにタクシーで市ヶ谷に移動したとの連絡が入る。
 タクシー使ってまで、移動するなよー。

自転車をターンさせて、靖国通りを進む。
 左手に武道館。大きな金色のタマネギが見える。

今夜はここでプロレスが行われていたらしい。
 僕は観戦帰りのファットな一団に、行く手を阻まれた。

 一人一人の横幅が広い! 密着度も高い!
 パンフとかグッズとか持ってる! 何かみんな興奮気味だ!
 とにかくすり抜けることが出来ない!

お前らのプロレスを愛する気持ちはよーく分かる。
 だけど、道を空けるか、それとも痩せるか、どっちかしてくれー、
 などと思いつつも、しょうがないので自転車を押す。

少し進むと、今度は「みくに祭り」の人手に阻まれる。
 子供、大人、子供、カップル、子供、大人、子供、大人……。

 しょうがないので自転車を押す。
 そしてようやく市ヶ谷に到着。

 橋を渡れ、とかマックのそばだ、とか連絡を取りつつ合流。


まだ帰りがあるんだよなー、と思いつつ、乾杯。   
Posted by nakamurakou at 14:28TrackBack(0)

2004年06月25日

サルビア

最近、サルビアって見ないよね、という話になった。
 サルビア。そろそろ花の咲く季節だろうか?

子供の頃、学区で『花いっぱい運動』というのがあって、
 各町内が競ってサルビアを植えた年があった。

僕らは毎朝、ラジオ体操に行く途中、 そのサルビアの蜜を吸った。
 あの赤いスポイトみたいな花を、 ぽいぽいと抜いて、ちゅーちゅーと吸った。
 時々、アリを吸ってしまうこともあった。

道いっぱいに、吸いちらかした花が落ちている光景を覚えている。
 薄い甘さをはっきり覚えている。 最近、そのサルビアを見ない。
だけど見たら、おれは吸います。間違いなく。   
Posted by nakamurakou at 14:54TrackBack(0)