2004年09月08日

ボトルメール14(英和辞典)

塾で講師をしていたころ、そこにあった英和辞書を手に取った。
ページの下の方に『P672→』と薄い文字が書いてある。

何だろうな、と672ページをめくってみると、今度は『←P176』という文字。
176に戻ると『P1246→』とあり、1246ページをめくると今度は『←P556』。

『P636→』『←P89』『P1226→』『←P937』『P1552→』『←P324』
『P896→』『←P442』『P773→』『←P211』『P1002→』『←P667』

そろそろ終わるだろう、とページをめくるのだが、
いつまでたっても、指令は完了しない。

もう途中で止めるわけにもいかず、
意地になってページをめくる。

『P726→』『←P341』『P873→』『←P111』『P1222→』『←P527』
『P907→』『←P61』『P762→』『←P104』『P999→』『←P654』

もの凄い勢いでページをめくる僕を見て、
何?何?と後ろにギャラリーも集まってきた。

『P705→』『←P131』『P1162→』『←P334』『P769→』『←P64』
『P707→』『←P50』『P662→』『←P124』『P799→』『←P494』

だんだん不安になってきた。
これだけページをめくって、最後に「ゴクローサン」とか「馬鹿が見る〜」
とか書いてあったら、2、3日はブルーな気分になりそうだ。

もっとタチの悪い例としては、「無限ループ」。
途中で一つ同じページ数を書いておけば、それは簡単に完成する。

しかし、もう途中で止めるという選択肢はなくて、
この指令を制作した人物の良心を信じるのみ。

『P823→』『←P552』『P1573→』『←P459』『P932→』『←P847』
『P727→』『←P354』『P695→』『←P116』『P879→』『←P664』

664ページには『P1398→(last)』と書いてあった。

「次がラストだってよ」
僕はギャラリーに言い、みんな頷く。


『ありがとう!』

1398ページをめくると、そこにはそう書いてありました。
本当にぎりぎりのところですが、まあ、納得しました。


Posted by nakamurakou at 13:12 │TrackBack(0)

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