2006年02月03日

うどん連鎖

うどんの製造は、原初の芸術にも近いわけだが、
『うどん粉を水で溶いて焼く』となると、
昭和、露店、ソウルフード、といった言葉が浮かぶ。


F写真光機(株)で働いていたころ、
仕事で北関東の外注工場によく出かけた時期があった。
プロファイルの1999年3月欄にある、山田さん(仮名)と大野さん(仮名)と一緒に。


山田さんは優秀なうえに、実にいい人で、僕にとっては恩人のような人だ。
この人がいなければ、六年も会社勤めは出来なかったと思う。

ただ、いい人すぎていろいろトラブルもしょいこんでしまう。
もしかしたら、山田さんがしょいこんだトラブルの一つが、
僕そのものなのかもしれなかった。

僕らはIEグループという、不可思議なグループを結成し(結成させられ)、
グループといってもメンバーは二人だから、コンビのような感じで、
つまり俺たちは昔から二人で一つだったというような顔をしながら、
日々の業務を遂行していた。


大野さんは製造部門のリーダーだった。
F写真光機(株)で一番背が高く、腕にはボルトが入っており、
イノシシを何頭も倒したことがあった。(嘘じゃない。本当)。

非常に親分肌な人で、実際に親分(兄貴)として現場に君臨していた。
六年間で部課長連中におごってもらった覚えは一切ないのだが、
大野さんには何度もおごってもらった。



そんな三人は、会社の車に乗って、国道17号を北上した。
大野さんは車に乗ったなら、いついかなる場合でも、アクセルをベタ踏みする。
かなり恐ろしいのだが、通常なら2時間かかる場所にも1時間弱で到達できる。

そのときは埼玉県の行田に行ったときだった。
帰り道に大野さんが、「フライ食ってくか?」と言った。


続く。


Posted by nakamurakou at 19:11 │TrackBack(0)

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