2005年05月10日

生活

欧州出身の力士のインタビュー記事を読んだ。

「相撲は格闘技か、否か?」という問いに対して、彼は、
「相撲は生活っすよ」と答えていた。


『相撲は生活っすよ』。妙に腑に落ちる言葉だ。

力士は朝5時に起き、稽古して、ちゃんこを食べ、昼寝をする。
食べるのも寝るのも、体を作るという目的で行われる。
まさに Sumo is life だ。


寝て、食べて、稽古して、それ以外のことをしているときはどうだろう。

コンビニで買い物をする力士を見たことがある。

「おお、お相撲さんだ」と僕は思った。
同時に僕の隣に居た学生も「あ、お相撲さんだ」と思っただろうし、その隣のカップルも「お相撲さんだー」と思っただろう。レジにいるアルバイトの店員は「やあ、お相撲さんが来た」と思っただろうし、その辺の子供も「すげえ、お相撲さんだ」と思っただろう。

お相撲さんを見て、「お相撲さんだ」と思わない人などいないのだ。
つまり、お相撲さんは、コンビニでも相撲をしているということなのだ。


外を歩く力士は、いつも洗いたての浴衣を着ている。
涼しそうで、爽やか。粋だし、格好いい。
だけどそれはオシャレだろうか? 否。それは相撲だ。

お相撲さんは、いつもびんづけ油の良い匂いがする。
それはダンディズムだろうか? 否。それは相撲だ。


やっぱり「相撲はスポーツっすよ」とか「力士は職業っすよ」
じゃなくて、「相撲は生活っすよ」なのだ。

Posted by nakamurakou at 15:34 │TrackBack(0)

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