2005年02月25日

北小学生男子百人、凶器準備集合、未遂7

北小、凶器準備集合、未遂の続き。


-これまでのあらすじ-

【ケンカだ、ケンカだ、集まれ!】
の噂に、ふらふらと憑かれてしまった小学生男子百名。
バードの勇気ある告白により、計画は若くて優しい六組の先生に伝わった。
さらに計画は五組の担任、恐怖の暴凶星『デスラー』に伝わる。
笑うマッキー(現在、刑事)。焦るフジイ(現在、製造部長)。
地球滅亡まで、あと365日!

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若くて優しい六組の先生と、デスラーはひそひとと密談した。
デスラーもいつになく深刻な表情だ。
そこからの進行は、簡単に予想できる。

デス「西小とケンカする者、手を上げろ」

顔を見合わせ、ぱらぱらと手を上げる数名。

デス「これだけか? フジイ、お前は違うのか?」
フジ「…いや、僕は東小とケンカします」
デス「東も西も一緒だ。全員手を上げろ」

結局、クラスの男子殆どが手を上げる。
デス「よし、全員立て」

ばこっ、ばこっ、ばこっ、ばこっ、ばこっ、ばこっ、ばこっ、ばこっ、
と、デスラーパンチの音が響く…。


となるはずだったが、そうはならなかった。
密談を終えたデスラーは、不気味な静けさで「自習」と言った。

五組ピラミッドの頂点、フジイ以下男子二十名は、
取りあえず難を逃れたことになる。

デスラーは、これはいつもと違う、大問題だ、と判断したらしい。
六組の担任と共に、一組の担任「ナルピー」の元へと向かった。


ここでナルピーについて説明する。

ナルピーはいわゆる学校の生徒指導の任についていた。
何か事件が起こると、子供は子供なりに、誰かを庇ったり、
自分が難を逃れようとウソをついたりするのだが、
ナルピーの取り調べの前には、全く無力だった。

ヘビのような追跡と、巧みな締め上げで、だいたいのウソは見抜かれた。
そして最後のシメは「グリグリ・ビターン」。

ナルピーはまず、
「てんでなっとらん。デタラメもはなはだしいぞ!」
と高らかに宣言する。

そして両こめかみに固い拳を当て、ぐりぐりとねじりあげる。
地方によっては、ウメボシなどと呼ばれているやつだ。
そして充分に、充分に、充ー分に練りまくった後、
ビターンとビンタをかます。


デスラーパンチを喰らうと、二、三日間、ぼうーっとしてしまうのと比べて、
グリグリ・ビターンは、二、三日、気分が落ち込む。
食欲が失せる感じだ。(でも今から考えるとナルピーも良い先生だった)


そんなナルピーのいる一組に向かうデスラー。

今、一組男子には確実に危機が迫っていた。
そもそもこの話は一組が出どころだ。

イトー君もマツオカ君もオーハシ君も、それより何より、
「ハーイマンナーン」などとくだらないギャグを飛ばしている、中村航。
お前もピンチだ!

どうする? どうなる? 北小小学生男子百名!



続く。

Posted by nakamurakou at 10:49 │TrackBack(0)

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